『まったりの家』 土台敷き・座金取り付け
砥部町『まったりの家』の上棟祭に向けて、
土台敷き・座金取り付け工事を行いました。
基礎のコンクリートに
土台据え付け工事による基礎墨出しを行い、
アンカーボルトの位置が、ひとつ、ひとつ異なるため、
一か所ずつ、丁寧に土台に墨付けをし、
ドリルで穴あけをし、
土台に基礎パッキンをしっかりと止めていきます。
それから、いよいよ基礎に土台を固定していきます。
ホゾを傷めないように、丁寧に合わせていきます。
掛矢の良い音が辺りに響きます。
掛矢で、力強く、打ち込んでいきます!
土台の中心がまっすぐ通っているかを確認したら、
掛矢で微調節して座金をしっかり締めつけます。
(※当社が使用している座金は、
座掘り不要の一体成形座付きナットです。)
座金に付いた刃が土台を座堀りしながらガッチリくい込み、
さらに、
土台の上面がフラットに仕上がるので、
この上に構造用合板を貼ることで、
より一層、座金が浮き上がらなくなる、 理に適った良い座金です。
今は、木造といってもプレカット加工が主流ですが、
当社では、今でも
当社職人による墨付け・手刻みを行っております。
手刻みで加工した木材は、 プレカットとは違い、
木材の継ぎ手で丸みのある加工はありませんので、
木材を組むときに、スルッと入ることはなく、
掛矢(かけや=堅い木で作られた大型の木槌)で
しっかりと打ち込んでいくことで、
木材と木材がかっちりと組み合い、強度が増すのです。
大地震が来ても、安全に、安心して暮らして頂けるよう、
家が完成してからでは見えなくなる大事なところにこそ、
しっかりとした工事を、丁寧に行っております。
明日は、現場に木材を運搬します。
その模様もまた、ご紹介しますので
お楽しみに♪