地震に強い『五寸柱の家』
当社が「五寸柱の家」を施工するようになった理由は、
近い将来起こるとされている南海大地震にあります。
この地震は、日本最大級で、
30年以内に約50%の確率で起こると言われています。
この地震から、大切な家族を守るために、
「五寸柱の家」を施工するようになりました。
太い柱は、傾いても、元に戻る作用(傾斜復元力)を持っています。
また、木組みに使われている木材やその接合部分は、
地震エネルギーを吸収する役目を持っています。(衝撃吸収装置と同じ)
大地震の速い動きを吸収しながら、
しなやかにゆっくりと揺れることにより、
建物の倒壊を防ぎます。
これらのことを実証できる出来事がありました。
2001年3月24日(土)15:27 芸予地震発生
この時、上棟して数日後の現場で、 当社の職人達と休憩していました。
壁筋交いの取り付けがまだ終わっていない状態でしたが、
その時の揺れは上記のように、 しなやかにゆっくりと揺れていました。
その後、 家の傾きや破損がないか、 職人達と確認しましたが、
「五寸柱の家」の木組みは寸分の狂いもなく、
何事もなかったかのように、どっしりと構えていました。
「五寸柱の家」に住まわれている全てのお施主様に、
被害状況を確認したところ、被害は全くなく、
「大地震が来ても、この家なら安心ね。」 と、言って下さいました。
国は、三寸五分の柱で建てられた家でも、認可しますが、
当社は、大切なお客様の命を守るために、
これからも、「五寸柱の家」を標準仕様として、
さらに、耐震性の強い家を追及し続けていきます。