上棟祭~その三~
二階も組みあがり、次は屋上を組み上げます。
その後、いよいよ棟木納めです!
屋上の手すり壁の柱がレッカーによって、
吊り上げられていきます。
晴天の中、
バーナー焼きされた棟木が吊り上げられるのが、
待ち遠しい棟梁です。
屋上手すりの柱が組み終わると、
屋上の柱がレッカーで吊り上げられてきます。
1,2階同様、
柱一本一本、
気合を入れて、建てていきます!
屋上の柱の上の辺りを見ると、
東側にうっすら山が見えています。
屋上からの見晴らしは最高です!!
柱も建て終え、
屋上の桁がレッカーで運ばれてきます。
棟梁が頂上に立ち、指示を出します。
屋上の桁を納めていきます。
息を合わせて、
「せ~の!」 「えいっ!えいっ!」
職人さんは、梁の上をスッスッと歩き、
梁と梁の間をヒョイと飛び越えますが、
実は、1番高いところで、約10mもあるんです!
下の写真は、
建物の半分の高さから下を撮ったもの。
これでも十分な高さがあります。
この高さの倍以上あることろを、普通に歩くのです。
職人さん、恐るべし。
下の写真は、
下から上を見上げて撮影したものです。
職人さんが上を歩いても、
「五寸柱の家」はビクともしません。
当社の五寸柱・桁・梁の木組みを見て、
「この家なら、地震が来ても大丈夫ね。
でも、これだけ良いとやっぱり随分、高いんでしょう?」 と、ご近所さん。
これは、本当に良く言われるのですが、
当社は、建てさせて頂いた家が広告の役目をしてくれていて、
営業が一人もいません。
それに加えて、
設計・施工すべて、当社でしているため、高くありません。
「五寸柱の家」が気になったら、
ぜひ一度、お気軽に当社までご連絡ください。
当社の五寸柱の家は、
通常の家の2件分以上の木材が使われているため、
骨組みだけの状態で、
家の向こう側の景色が隠れてしまうほど(^^)
組み上げも終盤。
いよいよ、木組み工事ラストの棟木納めです。
施主様交え(向かって左端がY様です。)、
総勢11人で、棟木を納めます。
一列に並び・・・
棟梁「せ~の!」
全員「千歳棟!万歳棟!永永棟!」
拍手『ぱち、ぱち、ぱち、』
威勢の良い掛け声と掛け矢の力強い音、拍手が響き渡ります。
当社(有)竹本建設では、
棟上の際、
「千歳棟!万歳棟!永永棟!」のかけ声と共に棟木を納めます。
これには、
「棟上をした家が、千年も万年も、永遠に栄え、続きますように。」
という願いが込められており、
職人達が願いを込めて掛け矢を振ります。
無事、棟木納めを終え、棟木をお酒で清めます。
棟梁が棟木の上を歩きながら、
お酒で棟木を清めていきます。
今回も墨付け、刻み工事の間違いが一切なく、
スムーズに、木組み納めをすることが出来ました。
次は、いよいよ祭儀です!
棟梁が、のぼりを準備しています。
五寸柱の木組みも終わり、
当社特大の掛け矢(約10kg)を振り終えると、
手は一日で腫れあがります。
建前をやった職人だけが味わえる、心地良い手の痛みです。
この建前の件数を重ねるごとに、いい木組み納めが出来ます。
棟木に、のぼりを固定。
餅薪の合図にもなっていて、
こののぼりが建つと、
どこからともなく人が集まってきます(^^)
2階部分で祭儀と餅まきをするため、
仮の床を敷いていきます。
棟梁が祭壇の準備をします。
当社(有)竹本建設では、
日本の良き伝統を受け継ぎ、 きちんとした祭儀を行います。
お供え物には、
お酒、祝い餅、鯛、野菜、乾物、お米、果物、塩水、塩などが用意されます。
祭壇の準備も整い、
当社特注、上棟祭用の宝船の旗を掲げ、
職人全員、
祭儀用の長いはっぴに着替え、
施主様も長いはっぴを身にまとい、
これから、いよいよ祭儀が始まります。
当社の上棟祭の建方用の短いはっぴです。
千歳(せんざい):千の年
万歳(ばんざい):万の年
これは、棟木納め同様、
「棟上をした家が、千年も万年も永遠に栄え続きますように。」という意 。
絵柄:のぼり龍
家の建ちあがるさまは、まさにのぼり龍であり、
あらゆる願いをかなえるという、如意宝珠を、
我が社のロゴマークにおきかえ、
家に関するあらゆる願いを、我が社がかなえるという意味を表しています。
(龍は、家の守護神といわれています。)
当社の上棟祭の祭儀用の長いはっぴです。
浄(じょう):神様を祭る心境として大切なもの。
心身ともに清らかにして仕える。
明(めい):二心(ふたごころ)とない純粋で明らかな心。
祝詞(のりと)をあげる際、心身を清らかにして純粋な心を持って家の神を祭ります。
絵柄:宝船
上棟祭の餅まきで祝い餅い拾った人は、
家が建てられるという言い伝えがあるように、
祝い餅には、集まった人たちに夢と宝物を与えられる力を備えています。
この宝物を縁起の良い宝船にイメージしています。
描かれている波は、勢いよく栄えるという、
昔からの言い伝えのある、 満ち始めの波をイメージしています。
この続きは、『上棟祭~その四~』にて、公開します。
お楽しみに♪