nico-nachikaという美容室を経営されているＭ様。

自営業でお忙しい為、

今回、上棟祭は行わず、 少人数での建前となりました。

（上棟祭を行わない場合は、ハッピを着用せず建前を行います。

ハッピを着ていると、上棟祭をするように、 ご近所の方が勘違いされてしまうからです。）

 
では早速、 建前の模様をアップします。
まずは、 怪我なく安全に工事が進められるよう、

棟梁によって 現場や職人さんを塩でお清め。

 

 

お清めが終わったところで、

早速建前開始です！

事前に組んで準備しておいた

桁と柱をレッカーで吊り上げ、移動。

 

当社の木組みは、プレカットには頼っておらず、

当社の職人が一本ずつ、木を見て墨付けをし、

手刻みで仕上げています。

プレカット加工の木材は、 木材を組む時、

スッと簡単に入るようになっていますが、

当社で手刻みされた木材は、 掛矢でしっかり打ち込まないと入りません。

その結果、 組み上げられた木材は、強固に組み上がり、

プレカット加工された木材とは比較にならないほどの強度を発揮します。

 

 

継ぎ手なしの一本木に組み込まれた、

五寸の通し柱や五寸柱が立ちあがる様は 迫力満点！！

 

 

松山の街に、 威勢の良い声と

掛矢のカン、カンという力強い音が 響き渡ります。

 

 

ほぞを痛めないよう、

五寸柱をほぞ穴に 一カ所ずつ丁寧に合わせていきます。

 

 

棟梁の「せーの！」という声を合図に 掛矢を振り上げ、

 

 

桁に傷をつけないよう、 最後は押え打ちで組み込んでいきます。

息もぴったり！

 

 

桁に組み込んでいない五寸柱は、

一本ずつ、 丁寧に、

突き棒で力強く打ち込んでいきます。

 

 

 

柱が組み終わると、

次は継ぎ手なしの一本木の梁を 一カ所ずつ組み上げていきます。

 

 

息をぴったり合わせて、

力強く打ちこまれる様はとてもかっこいいです。

 

 

腕利きのレッカー小西さんによって、

丁寧に木材が吊り上げられ、

 

 

レッカーさんによって吊り上げられた木材を、棟梁が誘導します。

 

 

「せーの！えいっ、えいっ！」 カン！カン！

と幾度となく掛矢を振って、 組み込まれていく木材たち。

 

 

 

 

 

 

梁・桁によってさらにがっちりと固定された五寸柱は、

まだ筋交いが入っていない今でも、ビクともしません。

 

 

当社の建前では、 威勢のいい掛け声が飛び交い、

太くて長い木材がどんどん組み上げられていきます。

力強く、勇ましく、頼もしく、とても見ごたえがあります。

 

 

当社「五寸柱の家」の耐震性・耐久性を、

もっと詳しく知りたいという方は、当社までお問い合わせ下さい。
１階の柱、桁、梁が組み終わると、

翌日の２階の建前を安全かつ、スムーズに行えるよう、

床下地を張っていきます。

レッカーで厚み28mmの実付構造用合板を数回に分けて吊り上げ、

 

 

張っていきます。

柱かぎや長さをカットしながら、 丁寧に張られていきます。

 

 

明日の作業がスムーズに行えるよう、

組み上げる木材を適所に振り分け、

 

 

今日の作業は終了です。

 

つづく