『思い出の家』~墨付け~
2019-03-04
当社の作業場では、
伊予市 『思い出の家』の木材の墨付けが行われています。
お施主様も、打ち合わせの合間に、その様子をご見学。
現在、ほとんどの木造住宅でプレカットされた木材が使われていますが、
当社の木材は、 プレカットではなく、
当社の大工職人が、
木材を一本一本、選別しながら、 墨つけをしていき、
すべて手刻みで加工しています。
手刻みで加工した木材は、 プレカットされた木材とは違い、
木材を組むときに、スルッと入ることはありません。
掛矢(かけや=堅い木で作られた大型の木槌)で
しっかりと打ち込んでいくことで、
木材と木材がかっちりと組み合い、強度が増すのです。
この長い長尺物も、一般的には継ぎ手ができますが、
継ぎ手は、地震の際、弱点となるため、
当社では、継ぎ手のない一本木を使用しています。
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