『憧れの家』~墨付け・刻み~
2019-07-18
当社作業場では、
伊予市 『憧れの家』 の建前に向けて、
長尺物の梁や桁の墨付け・刻み作業が行われています。
当社の木材の加工は、 プレカットではなく、
当社の大工職人が、
木材を一本一本、選別しながら、 墨つけをしていき、
すべて手刻みで加工しています。
↑こちらから向こうまで、継ぎ手のない1本の木です。
一般には2~3ヶ所継ぎ手ができますが、
継ぎ手は地震などの際に弱点となりますので、
継ぎ手を作らない、地震に強い木組みをしています。
手刻みで加工した木材は、 プレカットとは違い、
木材を組むときに、すぐにスルッと入ることはありません。
掛矢(かけや=堅い木で作られた大型の木槌)で
しっかりと打ち込んでいくので、
木材と木材がかっちりと組み合い、強度が増します。
木材、一本一本の性格を見極め、
金づちや、のみ、 場所によっては、木工機械を使い、
道具を使い分けながら、刻んでいます。
木材の墨付け・刻み作業、つづく。。
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