「縁の家」 玄関框
その日の気分で”てぬぐい”を決める、
てぬぐい好きの棟梁☆
今日は、青海波模様のてぬぐいを巻き、
「縁の家」の玄関框を加工しました。
下の写真はカンナをかけた後、ペーパー仕上げをしているところです。
カンナのみで仕上げると、
壁際にキズが入った時に、カンナを掛けることが出来ないため、
補修が出来ません。
なので、壁際にキズが入ってしまっても、
簡単に、きれいに補修できるよう、ペーパー仕上げにしています。
ペーパーで磨いた後は、さらにタオルで磨き、
そして、新品の軍手を身につけ、
さらに、手で磨き上げていきます。
こうすることで、
木目の硬い冬目が残り、
木目のやわらかい夏目の部分がくぼみ、
浮造り風の上品な玄関框になっていきます。
しかし、少し磨いただけでは浮造りにはなってくれません。
ゆっくり、丁寧に、力を込めて、何度も何度も磨いていきます。
磨きを重ねるうちに
夏目が少しくぼみ、
冬目が浮造りになり、
光沢も出てきました。
いつまでも撫でていたくなるくらい、
肌触りがとても心地良いです(*^^*)
思いを込めて、磨き上げた玄関框。
家族やお客様を心地よく、お出迎えしてくれることでしょう。