『縁の家』 土台敷き・座金取り付け
今週(5月24日 土曜日)の上棟祭に向けて、
砥部の『縁の家』、T様邸の
土台敷き・座金取り付け工事を行いました。
(『縁の家』上棟祭の詳細はこちら♪)
作業がスムーズに行えるよう、
土台、大引きを番付けに合わせて振り分けていきます。
それに並行して、
基礎のコンクリートに
土台据え付け工事による基礎墨出しをしていきます。
また、
アンカーボルトの位置が、ひとつ、ひとつ異なるため、
一か所ずつ、丁寧に土台に墨付けをし、
ドリルで穴あけをしていきます。
土台に
基礎パッキンをしっかりととめていきます。
そして、土台を基礎に固定。
職人さんの「せ~の!」という掛け声に合わせて、
掛矢の良い音が響いています。
掛矢を振り上げ、力強く、打ち込んでいきます。
当社は大引きを木の束やプラ束で支えず、
鉄筋入りのコンクリートで しっかりと(大引きを)支えています。
(※大引きの下は全てコンクリート仕上げ。)
木の束やプラ束ではなく、
大引きの支えをコンクリートにすることで
床なりがせず、
強度も増して頑丈な床になります。
土台の中心がまっすぐ通っているか確認し、
掛矢で微調節して座金をしっかり締めつけます。
(※当社が使用している座金は、
座掘り不要の一体成形座付きナットです。)
今は、木造といってもプレカット加工が主流ですが、
当社では、今でも
当社職人による墨付け・手刻みを行っております。
手刻みで加工した木材は、 プレカットとは違い、
木材の継ぎ手で丸みのある加工はありませんので、
木材を組むときに、スルッと入ることはなく、
掛矢(かけや=堅い木で作られた大型の木槌)で
しっかりと打ち込んでいくことで、
木材と木材がかっちりと組み合い、強度が増すのです。
ガッチリ、頑丈に組まれた土台。
基礎と土台を締め付ける座金の取り付けを行いました。
座金に付いた刃が土台を座堀りしながらガッチリくい込み、
さらに、
土台の上面がフラットに仕上がるので、
この上に構造用合板を貼ることで、
より一層、座金が浮き上がらなくなる、 理に適った良い座金です。
土台の”凹凸”(めんた、おんた)も
がっちりと組み合っています。
外部周りは
木材にまさ土が上がらないように、
大西土砂さんによって
バラスを敷きつめ、
きれいに整地されています。
大地震が来ても、安全に、安心して暮らして頂けるよう、
家が完成してからでは見えなくなる大事なところにこそ、
しっかりとした工事を、丁寧に行っております。
土台敷きの日、暑いくらい晴れていた『縁の家』。
上棟祭の日も晴れの予報♪
T様、晴れファミリーです(^v^)