土台敷き・座金取り付け
今週(1月18日 土曜日)の上棟祭に向けて、
松前の『ムーミン谷』のM様邸の
土台敷き・座金取り付け工事を行いました。
アンカーボルトの位置が、ひとつ、ひとつ異なるため、
一か所ずつ、丁寧に土台に位置を記し、
ドリルで穴あけをしていきます。
また、
当社は大引きを木の束やプラ束で支えず、
鉄筋入りのコンクリートで しっかりと(大引きを)支えています。
(上写真の赤矢印部分。
※写真に写っている大引き下部分のみ矢印記載。
大引きの下は全てコンクリート仕上げ。)
木の束やプラ束ではなく、
大引きの支えをコンクリートにすることで
床なりがせず、
強度も増して頑丈な床になります。
土台敷きと並行して
大西土砂さんも最終仕上げ。
外部周りをきれいに整地し、
木材にまさ土が上がらないように
バラスを敷きつめていきます。
土台に
基礎パッキンをしっかりととめていきます。
そして、土台を基礎に固定。
職人さんの「せ~の!」という掛け声に合わせて、
掛矢を振り上げ、力強く、打ち込んでいきます。
また、
土台の中心がまっすぐ通っているか確認し、
掛矢で微調節して座金をしっかり締めつけます。
今は、木造といってもプレカット加工が主流ですが、
当社では、今でも
当社職人による墨付け・手刻みを行っております。
手刻みで加工した木材は、 プレカットとは違い、
木材の継ぎ手で丸みのある加工はありませんので、
木材を組むときに、スルッと入ることはなく、
掛矢(かけや=堅い木で作られた大型の木槌)で
しっかりと打ち込んでいくことで、
木材と木材がかっちりと組み合い、強度が増すのです。
ガッチリ、頑丈に組まれた土台。
基礎と土台を締め付ける座金の取り付けを行いました。
座金に付いた刃が土台にガッチリくい込み、
さらに、
土台の上面がフラットに仕上がるので、
この上に構造用合板を貼ることで、
より一層、座金が浮き上がらなくなる、 理に適った良い座金です。
大地震が来ても、安全に、安心して暮らして頂けるよう、
家が完成してからでは見えなくなる大事なところにこそ、
しっかりとした工事を、丁寧に行っております。
長尺物や五寸柱をはじめ、大物の木材が作業場にたくさん待機しています。
現場に運搬する 模様もまた、ブログにアップします(^u^)