『笑の家』 ~長尺物 墨付け~
松山市北条の『笑の家』
現在、作業場では長尺物の梁や桁の墨付け作業が行われています。
向こうの端までつづく、一本の木材です!!長い!!
今は、木造といってもプレカット加工が主流ですが、
当社では、今でも
職人による墨付け・手刻みです!
最強強度の木組みが出来るように、
日々、職人たちと考えながら作業を行っております!
熟練の職人によって、
機械ではまだ出来ない、木の反りや木目など木の特製を読み、
どこにどの向きで使用するのが一番良いのかが考えられます。
調整も、数ミリ単位で行います。
手刻みで加工した木材は、 プレカットとは違い、
木材の継ぎ手で丸みのある加工はありませんので、
木材を組むときに、スルッと入ることはありません。
掛矢(かけや=堅い木で作られた大型の木槌)で
しっかりと打ち込んでいくことで、
木材と木材がかっちりと組み合い、強度が増すのです。
そして、一般の住宅では、継ぎ手があるのですが、
継ぎ手部分は、地震などの際、弱点となるため、
当社では極力継ぎ手のない木組みをしております。
一本、一本、丁寧に、作業は続きます。
墨付けを終え、きれいに積まれた長尺物は、
次の刻みの出番が来るまで、自然乾燥。
出番を今か、今かと待ちわびているようです(*^^*)