愛媛新聞エリアサービス伊予南店
今から、17年前に建てさせて頂いた、
伊予市灘町の『愛媛新聞エリアサービス伊予南店』。
伊予市の商店街にあるので、
ご存知の方も多く、
素敵な建物だと好評なので、ブログでもちょっぴり ご紹介♪
当時、あまり写真撮影をしていなかったので、
写真は少ないですが、ご了承ください。
外壁は、漆喰塗り仕上げで、
玄関の腰壁は、竹をなまこ壁風に取り付けしました。
屋根瓦は、菊間瓦の一文字瓦葺き仕上げで、
菊間の日本瓦葺き専門職人による施工です。
正面玄関の壁に取り付けられた看板は、
創業当時より使われていた看板。
歴史を感じることができ、
新しい建物にも以前の風合いを溶け込ませています。
↑昨年、撮影させていただいた写真。
なまこ壁風の竹も良い風合いに変わっています(*^^*)
柱の寸法は、長さが4mもある五寸柱(幅15cm)を使用!
柱の長さが長く、梁も登り梁にしているので、
屋根裏の物置も天井高が高く取れています。
1階事務所の天井高は、3m90cm、
2階の物置の高いところでは、4m30cmもあります。
外部の土間コンクリートには、
伊予市の五色姫復活祭を念頭に置き、
土間の一部に五色石を取り入れてみました。
玄関の庇の上の看板は、本桜の一枚板を使用。
左にちょこっと写っている木造のカーポートも、すべて杉材を使用。
塗装は、オスモを使用。
釘は一切使用せず、木栓およびビス止めです。
内部材は、シックハウス対策として、
天井・壁・床のすべてに杉の無垢材を使用。
床の塗装は、人体無害のオスモ塗料を使用。
事務所の中窓の上にあるルーバー窓は、
すべて温度と雨のセンサー付電動ルーバー。
設定温度を27℃にセットした場合、
気温が27℃を超えると自動に開き、
27℃以下になると自動に閉まります。
雨のセンサーも付いているので、
雨が窓にあたると、気温に関係なく閉まるようになっています。
室内から漏れてくる灯りが、夜の外観を幻想的に演出してくれています。
平成11年の『第1回 海とロマンのまち伊予市まちづくり景観賞』も受賞しました(*^^*)