『楽』の家 土台敷き工事
来週(3月30日 月曜日)の建前に向けて、
『楽』の家の
土台敷き・座金取り付け工事を行いました。
(お餅まきはしません。)
作業がスムーズに行えるよう、
土台、大引きを番付けに合わせて振り分け、
基礎のコンクリートに
土台据え付け工事による基礎墨出しをしていきます。
また、
アンカーボルトの位置が、ひとつ、ひとつ異なるため、
一か所ずつ、丁寧に土台に墨付けをし、ドリルで穴あけをしていきます。
(写真はありませんが、)
墨付け、穴あけが終わった土台に
基礎パッキンをしっかりととめていきます。
そして、
基礎に土台を固定していきます。
(掛矢で、力強く、打ち込みます。)
その後、
土台の中心がまっすぐ通っているかを確認し、
掛矢で微調節して座金をしっかり締めつけます。
(※当社が使用している座金は、
座掘り不要の一体成形座付きナットです。)
座金に付いた刃が土台を座堀りしながらガッチリくい込み、
さらに、
土台の上面がフラットに仕上がるので、
この上に構造用合板を貼ることで、
より一層、座金が浮き上がらなくなる、 理に適った良い座金です。
当社は大引きを木の束やプラ束で支えず、
鉄筋入りのコンクリートで しっかりと(大引きを)支えています。
(※大引きの下は全てコンクリート仕上げ。)
木の束やプラ束ではなく、
大引きの支えをコンクリートにすることで
床なりがせず、強度も増して頑丈な床になります。
(今回は、給排水点検用スペースのため、一部プラ束あり。)
今は、木造といってもプレカットの家がほとんどですが、
当社では創業以来ずっと、
当社の職人による墨付け・手刻みを行っております。
手刻みで加工した木材は、 プレカットとは違い、
木材の継ぎ手で丸みのある加工はありません。
そのため、
木材を組むときに、スルッと入ることはなく、
掛矢(かけや=堅い木で作られた大型の木槌)で
しっかりと打ち込んでいくことで、
木材と木材がかっちりと組み合い、強度が増すのです。
大地震が来ても、安全に、安心して暮らして頂けるよう、
家が完成してからでは見えなくなる大事なところにこそ、
しっかりとした工事を、丁寧に行っております。